パラモーターとは

  パラグライダーにエンジンユニット(エンジンとプロペラ)がついたものを【パラモーター(PPG)】
ハンググライダーにエンジンがついたものは【パワードハンググライダー(PHG)】と、世界では呼ばれています。

このエンジンユニットのおかげで、ある程度の広さのある河川敷などの平地から自分の脚(フットランチ)で簡単に飛び立つことができるのです。エンジンのないパラグライダーとパラモーターの違いは、エンジンが『あるか』『ないか』。エンジンなしのパラグライダーが、山の上の高いところから飛び立つ必要があるのに対し、パラモーターはこのエンジンユニットのおかけで、河川敷や休耕田など平地から簡単に飛び立つことができます。ここが大きな相違点と魅力のひとつです。

FAI(国際航空連盟)という空の世界のIOCのような国際組織では、パラモーターとPHGは動力付の小さな飛行機『マイクロライト』カテゴリーの中に正式に位置づけされています。エンジンなしのパラグライダーやハンググライダーとは全く異なる分類で、これは、小さな動力飛行機の仲間なのです。
まるで、ドラえもんのタケコプターのように、手軽に空を飛べる機材のスカイスポーツとして認知されるパラモーターですが、平地から人間の『脚』で離発着できる手軽さ、動力飛行でありながら航空機のような規制を受けない自由、空中ではエンジンカットしてグライディングさえ気ままに楽しめるという可能性の大きさこそ、パラモーターによるフライトの醍醐味といえるでしよう。
パラモーターはマイクロライト機の仲間。前述した通り、国際航空連連盟(FAI)のカテゴリー上、
パラモーターはマイクロライトプレーン(MLP)のジャンルに属しています。このマイクロライトとはヨ一ロッパの総称で、アメリカではウルトラライト(ULP)と呼ばれています。読んで字のごとく【とても小さな飛行機】の仲間です。